2016年1月21日木曜日

政治家の「疑惑」: このタイミングはありうるのか・・・

昨晩は、札幌周辺の道央地方は大いに雪が降る天気予報であったが、やはり空振りに終わったようだ。今朝はマンション管理人のYさんも除雪車を呼ぶ必要すらなかったとみえる。

それはともかく・・・、

甘利経済財政相に政治資金をめぐる疑惑が突如として浮上した。『直接金を渡したことがある」という人物が実際にいるというのだ。週刊誌が書くというのも基本的パターンのとおりだ。

今年は選挙の年である。衆参同時選挙もありうると噂されており、もしそうなれば両院とも与党が3分の2以上の多数を占めると予想する向きがあり、そうなれば安倍首相の悲願である憲法改正も現実味を帯びてくる。これは誰もが知っていることだ。

そのタイミングでTPP交渉の重要人物、安倍総理に最も近い政治家に矢が飛んでくるとは・・・、タイミングが良すぎて逆に奇妙だ。

その昔(というほどの昔ではないが)、麻生自民党内閣がリーマン危機後の経済混乱で支持を失い、かたや民主党には小沢一郎がおり民主党の勝利が確実視される中で、突如として東京地検は小沢一郎議員をターゲットにして捜査を開始したものだった。

当時の民主党代表である鳩山氏はこれを<国策捜査>と呼び猛烈に批判したが、実際にどうであったのか闇の中である。小沢氏は政と官の関係を根本的に見直すことを公約しており、そんな状況の中での、かつ選挙直前の捜査劇ではあったが、その後、結局は小沢氏本人に罪は認められることなく、うやむやのうちに事は収束してしまった模様である。あれはどうなってしまったのだろう。もういい、ということなのか・・・。

今回もまたどうなるかは分からないが、日本の政治体制の(右にせよ、左にせよ)根本的変革を志す政治勢力が排除されるかもしれないという状況は相似ている。

こんな偶然はありうるのか・・・・・・

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