2014年12月20日土曜日

石油安値はOPECではなく米国の戦略なのか

先日の投稿とは別に、プーチン露大統領が、いまの石油安値はアメリカの経済制裁の一環であるという見方を示していて、これまた中々根強い見方だ。
 これに真っ青なのがロシアだ。プーチン大統領は10月の会見で、「1バレル=80ドルなら、経済が崩壊する」と発言。閣議で予算増を求めた閣僚を「君は原油価格がどうなっているか知っているのか」と叱りつけたという。歳入の半分がエネルギーという資源依存経済のロシアにとって、原油価格の下落は一大事だ。
 同大統領は中国紙との会見で「原油価格には常に政治的要素がある。価格が変動すると『してやったり』と思う勢力がいる」と政治的陰謀を示唆した。具体的言及は避けたが、ロシアでは今般の原油価格下落は「米国とサウジアラビアが仕掛けた秘密工作」(露・コメルサント紙)とする見方が有力だ。
(出所)週刊文春WEB、2014.11.21 07:00

とはいえ、シェールオイル革命が今後将来の石油価格について天井観を形成しつつあったが、これはプーチン大統領とは関係のないことだ。

大方の見方はアメリカによる陰謀でまとまりつつあるようだが、そんな力が今の米政権に残っていたのだろうか?そんな力があるなら、そもそもシリアでもう少しマシな対応ができたのではないか。イラクでもう少しマシな対応ができていたのではないか。TPP交渉でもう少し上手に対日交渉が出来ているはずではないか。

解せんねえ……、一体、アメリカ現政権の誰の企画なのだろうか。

OPECの安値攻勢に一歩引き下がったアメリカが、『アアあれか?あれはナ、わざとやったんだヨ。作戦だヨ。あまりしゃべるなよ、秘密だぞ』、こんな所ではないのかねえ…。

マウンドに送ったリリーフ投手が9回表に逆転ホームランをあびた。ところが9回裏にピンチヒッターが、再び逆転ホームランを打ってサヨナラとなった。『いやあ、どうです?メークドラマでしょ!これが野球なんですよ』。似ているねえ。小生はそう見ているのだが、どうだろう。

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