2014年12月18日木曜日

あの猛吹雪警報はどこに行ったのでしょう…

道北・道東では暴風雪が吹き荒れ、それと併せて北海道全域で猛吹雪への厳重な注意が呼びかけられていた昨日であったが、結局、昨日の夜の授業はやることにした。

道央地域では「夕方から荒れる」から「夜8時以降は吹雪に注意」という風に警告も次第に変わってはいたが、雲の情況をみるとほとんどないのだね。で、雪が降るにしても、どこの雲から降って来るのかわからない。ま、降らんね、というので授業をやった次第。

授業は6時過ぎに始まり、9時過ぎに終わる。同時間帯にある他の授業もやはり開かれていてワイワイと賑やかだ。流石に「今日は9時過ぎから吹雪になるという見通しもありますから早めに終わりましょう」と言ったのだが、いざ終わってからブラインドの隙間から外を除くと「雪は…まったく降っていませんね」。帰りの高速バスでは渋滞もなく、さすがに月は出ていなかったが、快適であった。迎えにきたカミさんは「明日が吹雪のピークみたいよ」と。

一晩あけてから、夜の間に雪が積もったかどうかをみてみる。「どう?降ってる?」、「いや、まったく降ってないな。ベランダの手すりにも全然」。どないなってるのや?

朝のニュースにする。今日の臨時休校を決めている小中学校が多いらしい。ホントか?行けるんじゃないか?各地点から寄せられる声を地図にプロットした画面が出た。みると北海道全域で「雪が降っている」地点はわずかであり、「荒れていない」という地点が70%、小生の地元は「風が強い」という情報が集まっていた。全く、どないなっとるのや?

明日は気温が上がるらしい。どうやら今回の「猛吹雪騒動」も収束する気配である。やれやれ。今度はほんとに警報に振り回された。今度はもっときめ細かく地域の違いに目を向けて現実的に情報を提供してほしいものである。心からそう願うばかりだ。今頃は、二日連続で小中学校を臨時休校にした地元の教育委員会が「軟弱にすぎる」と叱責されているのじゃないかねえ・・・。

たとえば弟が暮らしている福島県は比較的面積の大きな県である。天気情報は「浜通」、「中通」、「会津」と3地域に分けて提供されている。若かったころに仕事をしたことのある岡山県なら「県南」、「県央(だったか?)」、「県北」の3地域だ。郷里の愛媛も「東予」、「中予」、「南予」の3区分。こんな風にみれば、北海道は福島県の約6倍だから、単純計算で北海道全域を18区域に分けて、地域ごとに天気情報を提供して、バランスがとれる理屈になる。「オホーツク沿岸」とか「根室地方」、「釧路地方」という表現は、現地を知らぬ、あまりに粗漏な伝え方ではあるまいか……。

今日は打ち合わせがあるので大学に登校。終わってから書店。『岸信介の回想』(文藝春秋)を買う。戦前の革新官僚も、今になってから振り返ると、「意図せざる軍国主義路線」をとったのだと思われるが、たとえ「あの時はああいうつもりでした」というのであっても、読めば面白かろうと思う。

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