2014年12月17日水曜日

中央の気象庁には「北海道」が見えてないのじゃないか?

小生は道央の小都市で暮らしているのだが、いまもTV画面には『数年に一度の猛吹雪』という警報が文字表示されている。

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なるほど道北の網走、北見では、いま現時点でも暴風雪がひどい。根室では高潮被害もあった。しかし、札樽地区のTV画面にまで、それも朝から、暴風雪警報を表示する必要があるのだろうか?大変疑問である。非現実的だと言う人すらいるだろう。

大体、小生が暮らしている町から道北の網走市までは380Km離れている。東京と名古屋よりも離れている。東京が荒れたからといって、名古屋もすぐに荒れるという同時性はないだろう。警報はリアルタイムで地区に応じて適切に流すべきだろう。北海道は都道府県の中の一つだが、面積は日本の国土の2割強を占める。「北海道の人」というには広すぎるのだ、な。

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Yahoo!の天気予報コーナーをみると、道央部は今日は「曇りから雪」、明日は「吹雪」になっている。いま窓の外の空は薄晴れである。それでもTV画面には『数年に一度の猛吹雪』とある。奇妙である。腹も立つ。


上の図は14時現在の雲の状態である。道北は大変だが、道央、道南には雲がない。道北・道東地域については一生懸命解説したり予報をしているが、道央、道南については住民が知りたいと思っているはずの情報を提供していると言いがたい。

いまの時刻になって、吹雪のピークは道北では今夜、道央では明日。こんな説明がでてきた。道東はどうなのか?道南はどうなのか?

小生が暮らしている町の小中学校は気象庁の予報を心配して今日は臨時休校にしたそうである。見事に空振りに終わった模様だ。

所詮、東京にある気象庁が管理しているようでは駄目じゃないか。北海道の気象予報サービスは、地元にあって組織・人員ともに層が厚い北海道庁が責任をもって対応するべきじゃないか。東京の気象庁は「気象データセンター」としての役割に徹するほうが良いのではないか。そのための移管・線引きを行うほうがよい。国は国で為すべき仕事に専念するほうが資源の無駄がない。

『こりゃあ官庁には見えてないねえ…』、そう思いつつ、今日の夜の授業は休講にしようかどうか、情報不足で頭を転がしながら、迷っているところだ。終わるのが10時前だからねえ…どうなっているか。交通はどうなのか。慎重であるべきなのか?まあ、10時までなら大丈夫なのか?

いま現時点で知りたいと思う情報が提供されていないことは驚く程である。

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