2011年4月4日月曜日

夏の節電とエネルギー

今日はツイッターのつぶやきをそのまま貼付けてみよう。ツイッターは日記の代わりにはならないが、その時、その時の発想を残しておくには便利だ。その分、生き生きしているからね。
やがて大震災後1月がたつ。原発事故からも1月という計算。昨日はいわき市の弟にまた水と食料を送った。やはり水らしい。都内のコンビニには500MLの水があるらしいがなあ。
東電の夏の節電で関東地域は1.5兆円の生産減(本日付け日経朝刊)。特に化学製品だ。他地域は東北への波及が心配。いまの水不足もそうなんだよね。水はある。しかしボトルがない。その素材であるプラスチックがない・・・。化学は安い輸入品が入らざるを得ない。貿易がなければ化学株は買いだけどね。
エネルギーを使わない産業は割安になる。貿易は価格自体じゃなく、割安・割高で有利・不利が決まる。IT、自動車は有利になる。自動車は調達ラインを立て直すのが鍵ってこと。・・・やっぱり心配になってきた。弟はいわきで化学メーカー。今は東北でフル操業だが今後はどうかなあ。
軽い朝食を終えた。1973年、1979年の二度、石油危機に襲われた。その時もエネルギー多消費産業は滅亡と騒がれた。電力使用禁止令が出来たのもその時じゃなかったか。ただ石油危機は世界共通のことだった。石油節約をどのくらい速く進めるかが勝負だった。で、日本が勝った。
今回の原発事故で原子力に急ブレーキがかかる。これは世界的なものだと思う。しかし、日本は使っていた発電施設を地震で失った。代わりにできるのは高い電気だ。日本はエネルギー高という状況を変えられない可能性が高い。これが大問題ってことなのだな。
しかし電気料金の国際比較をすると悲観することはない。ただし電気料金システムは国ごとに違いがあり比較は結構難しい。でも日本は先進国で大体真ん中集団にいるのは共通だ。ドイツ、イタリアは日本より高く、デンマークに至っては日本の倍くらいだろう。概してヨーロッパは電気が高い。
ヨーロッパは電気が高いのだが電圧が高いってことも計算に入れる必要がある。概ね200Vだが、高電圧だから同じ電流(アンペア)でも2倍の仕事ができるから。アメリカは日本と大体同じ100Vだが、電気は日本よりずっと安い。
とにかくエネルギーは人間が生きていく上で欠かせない。熱、回転、輸送すべての活動で使う。そのエネルギーの供給で制限が強まれば、日本の活動は抑えられる、所得も生まれない。だからこそ、エネルギー構想は最重要な大問題になってきた。本当にいまの政権で作れるかなあ・・  

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